毎月第二水曜日の夜。
国際通り裏手の某ホテルの一角。
10年以上続く小さな異業種の集まりがある。
その名もふろしき会。
行政、民間の垣根を超えて、毎回沖縄で活躍するゲスト講師を迎えての懇談は
いつも新しい発見と驚きを与えてくれる。
独立して以来、足が遠ざかっていたのだが二年ぶりに参加してきました。
本日のゲスト講師は沖縄郵便史研究家で活躍されている世界的なフィラテリスト。※※コレクターではないとのご本人談。その上をいくスペシャリストという意。また、本業がおありですのでお名前は差し控えます。
復帰前の琉球切手・郵便物を通して、琉球、日本、そしてアメリカの思想を概観する非常に興味深いテーマをパワーポイントを通してお話されました。
収容所間の安否確認ではじまった沖縄の郵便。
米国支配下、その思惑にさらされ、苦悩のもとで表現した沖縄の美術家たちによる切手の図案・デザイン。
ドルから円への通貨変更に伴う琉球切手の制作。
などなど
日本とアメリカの思惑に翻弄された沖縄の歴史を知ることができたとともに
自らが沖縄の復帰前の歴史に関して全く無知であったことが認識できた
有意義な時間でした。